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2018.06.16更新

前回に引き続き、今回もアニサキスについてのお伝えしていきます。

胃カメラでアニサキスがどのように見えるのか前回の記事でご覧いただけたと思います。

胃にあのような寄生虫がいるかと思うとぞっとしますよね。

もしいるなら少しでも早く除去したくなると思います。

今回はその除去についてのお話です。

 

アニサキスは胃酸ですぐ死ぬわけではありません。むしろしばらく生きています・・・

その除去には特殊な液体をかけてしまうと胃にダメージを負ってしまうので薬剤は使えません。

除去には特殊な鉗子を用いて、アニサキスをつまんで引っ張り胃からはがしていきます。

下記の写真をご覧ください。

アニサキス

アニサキス除去

 

2枚目の写真はアニサキスをつまんで胃からはがしたところです。

つまんだまま胃からだして駆除が完了です。数匹いる人もいますので、地道に作業していきます。

一見簡単そうですが、つまむ強さが強すぎるとアニサキスが切れてしまいますし、

弱すぎるとアニサキスがもがいてするすると鉗子から逃げてしまいます。

絶妙な力加減が必要です。

 

アニサキスはこのように除去をしていきます。

この間は痛みを全く感じませんのでご安心ください。

アニサキスにかまれて傷ついた胃もしばらくすると治っていきます。

患者さん自身の痛みもアニサキスをとることで比較的すぐ良くなってきます。

 

生魚を食べて胃が痛いなと思う事がありましたら、一度胃カメラ検査をお受けください。

決して我慢はしてはいけません。

もっとひどい事態になって入院と手術が必要になる場合があります。

 

何かおかしいなと思ったら、早めに検査をお受けいただくのがお勧めです。

 

 

 

 

2018.05.23更新

【アニサキス】をご存知でしょうか。

昨年はテレビでも話題にもなりましたので、耳にされたことやご存知の方も多いかと思います。

アニサキスとは胃や腸に寄生する虫(寄生虫)のことです。

主にサバ、サケ、サンマ、アジ、イカなどに感染していて、その感染している魚を生で食べる事によって症状が引きおこされます。

感染すると激しい腹痛がおこったり、吐き気・嘔吐症状がでたりします。

防ぐためには感染している魚介類を十分に加熱または完全冷凍することで防ぐことができますが

〆サバなどのお酢を使った料理では死滅しないこともありますので注意が必要です。

感染をしてしまうとアニサキスが便と一緒に排出されるか、死ぬまで待つしかありません。

しかし医療が進歩した今ではアニサキスは胃カメラで発見する事ができます。

 

下の画像をご覧ください。

画像左側に白く糸のようなものがあるのが分かります。

これが胃に感染したアニサキスです。

この小さな寄生虫が我慢できない程の

激しい腹痛症状などを引き起こすのです。

胃に感染したアニサキス

 

次回は、このアニサキスの駆除の仕方についてお話しいたします。

 

2018.01.23更新

皆さん、健康診断を定期的に受けていますか?

また、精密検査になった結果をそのまま放置していませんか?

 

健康診断はとても重要です。症状になかなか現れてこない病気を、採血や心電図、エコー検査など様々な検査を行うことで

発見する事ができるからです。

早期に発見できれば、治療にかかる負担が少なくて済みます。

もし病気が進行していたとしても、医療機関を紹介してもらい適切な処置や治療をうけることができます。

 

ですが、症状が現れてこないとついつい健康診断をさぼりがちになります。

健康だからいいや。めんどくさいからいいや。悪い結果がでると怖いからいいや。

信愛クリニックがある鎌倉市が行う特定健診では、受診対象者の3割ほどしか毎年健診を受けていないという統計があります。

この受診率では十分とはとてもいえる数字ではありません。

 

健康診断を受けたことで異常が見つかり、早期だったために助かったということを当院ではいくつも経験しています。

胃カメラや大腸カメラを受けたことで、見つける事ができました。

 

まだ健康診断を受けたことがない方、定期的には受けていない方、精密検査を受けていない方、

ぜひ健康診断をお受けください!!

 

 

 

 

2017.10.10更新

こちらで更新して参ります。

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